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2020-10-04

祝100記事!特別編 今は亡きサウナ ①サウナ国際

投稿日:2020年10月4日 | 最終更新日:2022年9月18日

今は亡きサウナ サウナ国際

サウナ
国際

in 東京 亀戸

いつも有難うございます。お陰様でサウナブログを開設して1ヵ月半が経過して100記事目となりました。まだまだ読者は少ないですがここまで自力で更新を続け、日々訪問者が増えていくことが私の励みとなっております。コメントや応援メッセージ等も頂き、大変感謝しております。今後共宜しくお願い致します。

今回は100記事目なので特別編と言うことで今は亡きサウナで今でもずっと私の中で思い出のサウナとなっている施設を紹介したいと思います。

所々、節目でやっていきたいと思います。閉店してるのに紹介する必要は無いと思ってる方が多いと思いますが現代では考えられないようなサウナ施設も過去にはあったりしたので、私が行った中でこういうサウナもあったのか!くらいで見て頂ければと思います。

サウナ室

サウナ室基本情報

  1. サウナ室温度:90°程ですが体感は熱め
  2. 構造&広さ:L字の2段式
  3. サウナストーブ:対流式ストーン
  4. サウナマット:ベンチが絨毯素材にマットあり
  5. テレビ:なし
  6. サウナタイマー:故障していた

サウナ室について

サウナ室は90°程で割と乾燥気味のセッティングですが体感熱めでした。これぞ昭和サウナの証!

サウナストーブは写真の通りに木製の囲いでガードされており、詳しくは確認出来ませんでしたが恐らく対流式のストーブだと思います。テレビ無しのL字の2段式で人がいない事もあり、快適の過ごせる広さですね。

訪問時はサウナタイマーが壊れておりました。テレビ無しでサウナマットではなく、バスタオルに近いマットが敷かれております。

昭和サウナ屋って座面が木材丸出しじゃなくて絨毯下地になっている所が多くてここもピンクの絨毯下地になっております。絨毯だと座面からの伝導熱がとか考えますがこんな所でそんなことを考えている余裕などありません。

もう雰囲気含めて何でも受け入れ覚悟で訪れないとダメな所です。でも絨毯下地のサウナ室ってなんか好きです。サウナ富士や玉の湯とかもそうだけど共通するのはどこも好きって結論。ここは違うかな・・・。

ここはもう1つサウナ室がありますが訪問時は稼動していなく受付のおばあちゃん曰く、昔は2つで今は1室だけなのとおっしゃっておりました。全盛期はきっと繁盛していたんだなっと思いました。

サウナ仲間が行った時はもう1つのサウナ室が稼動していたとのことで写真を拝借したので載せておきます。(もしかしたら日によって2つあるサウナ室の稼動を分けていたのかもしれないです)


水風呂

水風呂基本情報

  1. 構造&形:2人は入れる大きさ
  2. 水温:大体22~23°程
  3. 冷却:なし
  4. 特徴:

水風呂について

ここの湯船と水風呂は岩風呂になっております。写真の左側が水風呂となっており、2人は入れる大きさとなっております。

その水温自体は体感22°くらい?チラー無しでそのまま水を貯めているだけ。ですが完全にサウナ勝ちで水が温いなんて口が裂けても言えないです。自分の当たり前の感覚を空にしてから望むサウナと水風呂であったからです。


外気浴

外気浴基本情報

  1. 外気浴スペース:なし
  2. 休憩イス:なし
  3. その他:なし

外気浴について

何回も言うとりますが昭和サウナにととのいなんて求めては行けないんです。チャッレンジすると言ったら失礼ですがこういう所は汗をかいて少し冷やしてサウナ上がりにコーラ一気飲み。

ここは汗を楽しむ場所。ととのいを感じる前から極めていたサウナ!それだけで幸せ!

コメント

まずこの外観が歴史を感じさせてくれます。パッと見で外観だけで『サウナ』というワードが何個見える?恐らく外観だけで6つの『サウナ』という看板!本当に素晴らしい。これだけ前面に『サウナ』を掲げている施設は他にあるだろうか?これぞ正真正銘のサウナ施設であるべき姿!

時代の流れと共にそれは現代ニーズと異なり、多くの人はこれを下手物扱いや肝試し感覚の施設になっていってしまうのであった・・・。

閉店後の現在

でも廃業した今でもこの建物や看板は残されており、気になって様子見で訪れた時のこの圧倒的存在感は今も健在です。この店の前に来た時の異様な雰囲気空気感は他に感じたことがないくらい圧巻です。

サウナの亡霊たちが今でも宿っているんだと思うくらいサウナの気が集まっている感じです。云わばゼロ磁場サウナ。

そして2つある入り口のどちらかに入ると真っ暗に包まれた階段の先にサウナ国際の入り口があります。この暗黒の先にサウナがあるのですが階段登る前に絶対に躊躇してしまう程、人間を受け付けないこの雰囲気。これは凄い。

サウナ富士の地下に降りる時も緊張したけどここが今まで巡った中で最も入るのに躊躇したサウナ施設です。

受付には後期高齢者であろうおばあちゃんがおります。今振り返ると佐賀のがばいばあちゃんみたいにサウナばあちゃんような感じで神々しい存在感でした。受付で金額払ってロッカーに。ロッカーはテレビがある部屋で競馬中継が流れております。その先に上記のサウナ室や浴場があります。

優しい説明

ここでの思い出はサウナ室の扉にミネラルウォーター各種150円と記載されてましたが帰りに精算したら300円だった…。ボラれた感はありますが完全にサウナ勝ち(笑)食事もできるカウンターがありますがメニューがカップラーメンやレトルトカレーって言うのも笑えます。いや褒めてるよ。

一応、24時間営業で奥には暗めのリクライニングや仮眠室があります。もう写真の通りにここの仮眠室で寝られる人は凄い。矢吹ジョーくらいの肝っ玉座った人ではないと寝れないと思う。野戦病院のような仮眠室。刺繍はOKですし、客層もちょっとヤバめの人が寝ています。

群馬県の沼田健康ランドの休憩室も暗くて勇気がいる感じですが天と地の差くらいここの仮眠室は凄い。ここを経験していれば沼田健康ランドなんかよく寝れるくらいです。色々な裏事情等がある人が泊まるんだと思います。

夜の『サウナ国際』の看板ネオン良いよね。静岡県の桜湯サウナを思い出させるこのネオン。逆だ!このネオンを見れば桜湯サウナを思い出しますね!

まとめ

持論でまとめるとサウナ歴等に関係なく、ここのサウナのここが良かったと言えるサウナーこそが真のトップサウナーだと思います。

正直、訪問した時は??っと思いましたが施設の良いとこを発見して楽しめる人が真のサウナ好きですよね。と言いながら私レベルでは到底、太刀打ち出来ませんここは。

もちろん施設側のサウナ愛とか人の頑張りに感情移入してそれを愛と感じることもあると思いますが根底にはサウナ室という箱の中でどれだけ自分で発見・楽しみを見つけられるかが最も大事。

用意された所に行くのと違い、自ら行動して感じた物って一生ものですからね。本当にこのサウナ国際からは今振り返るとサウナの楽しみ方を教えて頂いたと思ってます。

先日、紹介した八代センターサウナよりサウナ国際の方がインパクトに残ってます。恐らく亀戸の地に開業当初は賑わっていただろうサウナが時代の流れと共に変わっていき、2017年に閉業。

この手のサウナはもう全国的にも無いだろうと思うのでここもサウナ史遺産として認定してもらいサウナです。

今はある程度、他のサウナも巡って各地見て来ましたがまだここが経営していたのであればオススメのサウナとしてここを推したいくらいです。サウナ国際を経験していれば他のサウナが全部良く見れると思うので。

現代のこういう下手物サウナの役目って見方次第では引き立て役サウナになっている側面もあると思う。

サッカーでも若い時は点取屋だったけど、現役終盤になると嗅覚を活かしてゴール前や周りを活かすオフザボールの動きをするみたいな感じでここのサウナを経験していれば他のどこに行こうが何でも受け入れられてととのい指数も向上すると思うので。

もちろんこの手の雰囲気を好む人もいますが現代サウナーがここに来たら二度と行かないって意見が圧倒的な気がしますがサウナ経験値は計り知れない物があるし、ブラマヨ吉田のパチンコで人生学びましたと同じで、歴史的背景含めてサウナで人生学びました!と言えるサウナの一つでありました。

東京で唯一無二のサウナがここにあったことは色んな意味で誇りですよね。もしかしたら後2年くらい持ってれば東京にやばいサウナがある!ってほんの少し話題になっていたのかな~っと考えたりもしました。

退く前に来れて今となれば!今となればですよ?本当に良かったなと思ってます。ここに来たことでサウナ旅欲が向上したことは間違いなかったです。

そして似たもの扱いして失礼ではありますが八代センターサウナや富士サウナにも出会えたきっかけはここであったと言いつつ、長くなりましたが今後も200・300記事と続けていけるようにサウナを追い続けて行きたいと思わせてくれたサウナ国際には感謝です。有難うサウナ国際・・・。

施設概要

施設名称 サウナ国際
住所 〒136-0071 東京都江東区亀戸6-23-2
アクセス JR亀戸駅から徒歩5分程
TEL 閉店のため無し
営業時間 24時間営業
定休日 年中無休
入館料
  1. 朝風呂6時~ 1,400円
  2. 昼12時~ 1,600円
  3. 18時~1,800円
  4. 16時~翌10時まで 2,600円
駐車場 無し
公式HP 無し

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