岩手県サウナ&水風呂 龍泉洞温泉ホテル
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉府金にあります『龍泉洞温泉ホテル』さんの温泉ホテルのサウナ紹介となります。
龍泉洞温泉ホテルさんのサウナ・水風呂・外気浴についての詳細とまとめコメントをタキオン独自の観点にて記載しております。
こんにちわ!今回は日本三大鍾乳洞の一つである『龍泉洞』のすぐ近くにあります龍泉洞温泉ホテルさんに行って参りました。行って参りましたと言いましても日帰り入浴にて利用させて頂きました!
せっかくここまで来たんだから龍泉洞も行ったんでしょ??っと思われた方が多いと思いますが…行ってません!!
サウナ旅の基本は私のブログの読者さんならすぐにピンと来ると思いますがサウナが観光なので観光地には行かない謎のポリシーがあります!
観光地に行く時間があれば逆の発想でせっかくここまで来たんだから時間の許す限り、近くのサウナ・水風呂を巡りたいと思うのがサウナ愛好家の真理だと思います。
それでは以下のポイントを押さえつつ、龍泉洞温泉ホテルさんのサウナ・水風呂・外気浴を見ていきましょう!
※上記写真の通りに男女日替りであり、ドライサウナとミストサウナの交代となります。日帰り利用で男性の場合は午後の時間がドライサウナとなりますので行かれる際はご注意を!
※今回のレビューはドライサウナのみでミストサウナについては上記の日替りの関係で記載無しです。
龍泉洞温泉ホテル
天然セラミック使用のサウナ?
ここがPOINT!
- HELO SAUNA!株式会社アクアシステム?
- 天然遠赤外線高放射サウナとは?
- 水もイキイキ!
※以下のレビューは私が感じた事を率直に述べております。
サウナ室
サウナ室基本情報
- サウナ室温度:訪問時の温度計90°
- 構造&広さ:L字の2段式
- サウナストーブ:TYLOHELOの対流式
- サウナマット:あり
- テレビ:なし
- サウナタイマー:あり
サウナ室について
①サウナ室温度
訪問時の温度計表示は約90°です。下記に記載しますがサウナ室内に面白い工夫がありますが体感としては温度表示より若干ぬるい感じです。
カラカラ寄りですがそこまでカラカラしているサウナ室ではなく、あくまで温泉ホテルなので万人が入りやすい設定でした。
②構造&広さ
L字の2段式で最大10人は入れるくらいの広さですが現在はコロナの関係でサウナマットにて間引きされております。
ここで天然セラミックサウナとは?について簡潔にわかりやすくお伝えするとサウナ室内の壁に多数のセラミックプレートが飾る?設置?されております。ホットプレートくらいの大きさの物が多数ですね。
熱拡散材料としてよく使われるのがセラミックであり、高放射と書かれている通りにサウナ室の熱伝導や輻射の為に用いられたんだと思います。
最初にこれを見た時には1人で興奮状態でした!サウナの核心を突いている工夫ってこういうのだよ!っとサウナ室入りながらウキウキしていました。
余談ですが現在は生産していた会社が無くなった為に全国的にも数が少なくなってきておりますがセラストームのサウナストーブも要はセラミックを用いております。
ここでサウナ室の熱の動きについて簡潔に
ここで話はガラリと変わりますがなぜ私が興奮したのかは(←興奮してるのあなただけだよ?)サウナ室の熱の動きをおさらいしてみるときっとわかりやすいと思います。
引用元:Saunology サウナと熱 熱の種類
お知り合いのサウノロジーさんの写真を引用させて頂きました。(勝手に引用してゴメン!)これを見ると熱の動きがとてもわかりやすいですよね??今回、ここ龍泉洞温泉ホテルでセラミックプレートを用いられている強要素は引用写真③の壁からの輻射熱に値しますね。
サウナ室自体は遠赤外線式ですと輻射熱が多く占めており、名前の通りに対流式ストーブの場合は対流熱がメインでそこにプラスして輻射+伝導熱が存在するのがサウナ室の熱の仕組みとなっております。
そう考えるとサウナストーブの輻射は設定温度やストーンの質等にもよって変わり、対流熱(自然対流の場合)は熱の運び等にも関係し、伝導熱は細かく追究すると材質等も多少は影響があるのがわかりますよね?
簡単に説明しておりますがサウナ室内の熱の動き等は全てが違うサウナ室なので簡単に分けられるような単純な話ではない程に奥深い世界だと思っております。
話を戻すと今回、なぜこんなにも施設紹介からズレて熱の動きの話をしているのかと言うとそのどこかしらの熱に付加価値を加える工夫をしているサウナ室であるからです!
セラミックプレートをサウナ室内に多数設置している意味とはサウナ室内の熱の動きが関係しているからと入った時にピン!っときて欲しいからです。
正直にお伝えしますよ??上記の通りにサウナ室のセッティングはややマイルドでこの天然遠赤外線高放射サウナって何??これ意味あるの??っと感じてしまう程の体感ではありますがこれは私の願いであり、単純に熱さや温度だけで終わって欲しくないんです。
上記の通りに熱の動き等を理解した上で入ってあげないとその施設・施工・卸し会社さんの努力や工夫を見落としてしまうからです。
現状は外的サービスばかりですがこういう内面サービスも見てあげて欲しいです。これは興味を示さないとわからない部分ですが逆を言えばサウナの本質を突いている所だと思います。
今の時代ではきっと考えられないサウナ室内での創意工夫は昔は凄かったですね。職人はいつの時代になっても無くてはならない存在だと思います。
③サウナストーブ
サウナストーブ自体はTYLOHELOの対流ストーブです。サウナの案内板には『株式会社アクアシステム』と書かれております。だいぶ古そうなサウナ案内ではありますがこれは他では見た事ないですし、見た時はサウナオタクには興奮ポイントの一つでした。
TYLOHELOのストーブは今となれば日本でも代理店があり、ここ最近は見る機会も増えてきておりますが詳しくはわかりませんがかなり前からこちらの龍泉洞温泉ホテルさんにはあったと思います。
これって当時は色んな意味で凄かったと思うのは私だけでしょうか?
話は戻して株式会社アクアシステムさんは調べてみますと公式サイト等は見当たらないですが秋田にある会社さんみたいです。サウナ案内にも温泉システム研究所(当時)と記載があり、以前よりTYLOHELO社のストーブを卸していたんだと思います。
そして上記で熱く説明した天然遠赤外線高放射サウナも素晴らしい工夫だと思います。ただ正直に言っちゃえば私が溺愛するサウナコア21さんにセラミックプレートを多数設置してどう変わるか体感してみたいのが本音です(笑)
④サウナマット
一般的な黄色のサウナマットと同じ薄茶色マット常設です。同時にサウナ室前にビート板も用意されております。
⑤テレビ・BGM等
サウナ室内はテレビやBGMもなく、無音の空間です。
⑥サウナタイマー
12分計に温度計完備です。
⑦その他・コメント等
もう…上記で長々と語った通りでその他にコメントはありません。先にお伝えすると最後のまとめにも書く事が無いくらいです。
少し熱く記載しましたがあくまでここは温泉ホテルである事を忘れないですね?(⇨今までの流れからお前が一番忘れてるだろ?)
水風呂
引用元:龍泉洞温泉ホテル公式
水風呂基本情報
- 構造&形:2人は入れるサイズ
- 水温:8月上旬訪問時は体感17°程
- 冷却:なし
- 特徴:掛け流し
水風呂について
①構造&形・動線
サウナ室出て、すぐ水風呂があります。2人入ればキツいくらいのサイズです。
②水温
8月上旬に訪問した際は体感として17°程で結構冷えていてビックリしました。
③冷却
真夏に訪問しましたが水は冷えてますし、活き活きしてます。構造的に循環ではなく掛け流しです。
④その他・コメント等
水は簡潔にまとめると素晴らしいです。塩素感の無い水で循環ではなく、掛け流しなので水も活き活きしてます。ある程度、冷えてますが出た後に一瞬でキリッとする岩手県の中でもトップクラスの水風呂でした。
名水の所に酒造・酒蔵があると言われますが鍾乳洞がある地域も名水だと思います。元々、鍾乳洞は地表水、地下水などによって侵食されてできた洞窟なので良いに決まってます。
日本の名水百選を手掛かりに良い水風呂を見つけるのもポイントですが地層等も調べていくとよりマニアックな名水が探せるかも?
外気浴
外気浴基本情報
- 外気浴スペース:なし
- 休憩イス:あり
- その他:特になし
外気浴について
①外気浴スペース
温泉ホテルですが残念ながら露天風呂等はありません。内気浴となります。
②休憩イス等
記憶が正しければ一脚あったような気がしますがガッツリと休憩出来るスポットはありません。
③その他・コメント等
サウナ室同様にあくまで温泉ホテルなのでサウナー仕様な場所ではなく、ととのう環境となっておりません。
私がこちらの従業員でしたらととのう為ではなく、良質な水風呂後の肌感を味わって下さいと休憩椅子の用意を進言したいですね!(ととのう為と一緒やん?)
コメント
- 日帰り入浴の場合は受付にて入浴料を先に精算。
- 玄関入り、左手に下足入れがあり、スリッパに履き替える。帰りはスリッパを返却カゴに入れる。
- 浴場内にシャンプー類は完備です。
※画像はクリックにて拡大できます。
すぐ先にはほんまに龍泉洞があります。龍泉洞って三大鍾乳洞ですが辺りにはこちらくらいしか目立った温泉ホテルは無かったです。辺りは自然に囲まれ、風情ある外観ですね!
館内はこれぞ温泉旅館だなぁ〜っと感じる雰囲気で日帰り入浴のみで入るのが申し訳ない程にスタッフさんの対応も良かったです。
日帰り利用なので根掘り葉掘りは写真撮っていないですが湯上がり後はラウンジでコーヒーを頂きながら落ち着けます。
家族風呂もあるみたいです。最初は炭酸風呂?と見間違えましたが炭風呂みたいですね。ちょっと気になりましたがノータッチで行きます。
まとめ
あくまで温泉ホテルなのでサウナ室のセッティングがどうこうではなく、天然セラミック仕様は面白い!っと考えさせられたサウナ室でした。本当に面白いサウナ室が眠っている所はやっぱり地方に限りますね。
昨今はSNSを利用したアクティビティが高い施設が流行り・注目されており、サウナ室の場合は完成された所からの付加価値(ロウリュ等)しか思い付かない現状があるのはわかりますが本質をしっかりと追究する所は数少ないと思います。
時代がそうなっているから仕方ないで終わらせてしまうと話が尽きてしまいますがこちらは位置的にも大変な場所ですが全国のサウナを通してサウナ愛好家として観る視点を増やす洞察力が高まってくると全国的に面白い・珍しいサウナがもっと注目されて来ると思います。
されて来るより、されるようなサウナ界になっていって欲しいです。以上!
施設概要
施設名称 | 龍泉洞温泉ホテル |
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住所 | 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字府金48 |
アクセス |
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TEL | 0194-22-4141 |
営業時間 |
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定休日 | 年中無休 |
入館料 | 日帰り入浴 大人500円 |
駐車場 | あり |
公式HP | 龍泉洞温泉ホテル |