都内、いや…全国No.1銭湯サウナ ときわ健康温泉(東京・板橋区)

当ページのリンクには広告が含まれています。

東京都内で間違いなくNo.1の銭湯サウナだと自負します。プロ過ぎる造り、熱厚、対流全てにおいて銭湯サウナのレベルじゃない!この記事ではときわ健康温泉さんについて持論を述べております。

目次

ときわ健康温泉さん

東京都板橋区中台、最寄駅は東武東上線『上板橋駅』より徒歩で約10分程の立地。辺りは住宅街中の住宅街です。徒歩圏内にアクアセゾンさんもあります。

この住宅街の中にひっそりと佇む、マンション銭湯。上にお住まいの方が羨ましく感じる程に銭湯サウナの域を超えたNo.1銭湯サウナがあり、なぜここが古参組から声が上がらないのかずっと疑問が抱いておりました。

インスタグラムの記録を振り返ると2020年に訪問しておりました。その時からずっとずっと素晴らしいサウナ室の記憶が媚びりついており、4年半ぶりに訪問してみました。

改めて自分のサウナ感に狂いは無かったと認識しました。それ程までに随所に僕のサウナ感に刺さる部分が感じられるサウナ室を下記に記載していきます。

サウナ室について

出典:東京都公衆浴場業生活衛生同業組合
サウナ室内温湿帯

サウナ室温度計表示:約95℃ 自然な適湿 重厚な熱巡りに壁輻射も抜群

形状・構造・キャパ

写真の通りにL字の2段式で12人は入れるキャパ。座面は木材で壁は石壁

サウナストーブ

METOSの旧式対流ストーブ。中山産業時代の『いい汗、スポーツ感覚』の掛け軸有り

その他

オレンジ色の常設マットあり。テレビあり。換気口もデカく、息苦しさもほとんど無く、良好なサウナ室

銭湯サウナのレベルじゃない。もはやサウナ施設!

勘が鋭い方は上記の写真・スペックだけで素晴らしいサウナ室だと想像されると思います。最初に来た時は『これが銭湯サウナ!?』っとビックリする程でもはやサウナ施設と言っても過言ではない、ハイクオリティーなサウナ室です。

まず温度自体は客の出入りで多少の前後はあるかと思いますが僕が訪問時は約95℃程でした。銭湯サウナとしては割と広めなサウナ室で温度も良いですが対流ストーブの煉瓦囲いもきちんとくり抜いて通熱口を多数設けている所がプロいです。これをしていないと熱は上に上に行くので足元まで温まらないんですよ。

やっぱりサウナ室は石壁に限る

そして対流ストーブを最大限に活かせるのは石壁です。対流に限らず、壁からの輻射モリモリ度は木材でなく、絶対に石壁です。例で挙げればサウナコア21も上半分は石壁となっております。

石壁の他にユーランド鶴見の黄土壁など木材以外で輻射の為の工夫が見られるサウナ室は個人的にプロいです。

ときわ健康温泉さんは背面全てが石壁となっており、背中からの輻射がモリモリでこれぞ全身で熱を感じられるプロすぎる造りのサウナ室なのです。

写真の通りに木材の背当てが石壁の前に木板をかましているので背中に直に熱が感じられます。僕がサウナ室に求める条件が全て揃ったサウナ室であります。これが銭湯サウナという事がビックリです。

サウナ室について簡易まとめ

銭湯サウナにこの硬派なサウナ専門店ばりの造り、対流式ストーブ、石壁とどれを取っても僕の中ではパーフェクトだと思います。そして換気口もデカい。

サウナ室内には旧中山産業時代の『いい汗、スポーツ感覚』の掛け軸もあります。銭湯サウナではほとんど見かけないですね。プロいサウナ室には大抵ありますよね。

サウナ室内は温度やストーブを見れば割とカラカラ寄りと想像されると思いますが不思議と湿度感は多少あります。浴室内からなのか不明ですがそこまでカラカラではないサウナ室ですが嫌な湿度感ではないです。自然な湿度と表現すれば伝わるかな?

ストーブの裏側が脱衣所で給気は建屋内からだと思いますがときわ健康温泉という店名の通りに温泉使用(泉質等わかりません)との事で何らかの影響があるかもしれないですね。

神奈川県の鷲の湯のサウナ室も良く、規模やストーブ等は似ておりますが熱の凝縮感や重厚感はやっぱり石壁がもたらす付加熱のおかげだとしみじみ感じました。

こんな銭湯が近くにあれば間違いなく、毎日通うこと間違いなしですね。むしろここでいいや!っとなってしまいそうな程に素晴らしいサウナ室です。

水風呂について

出典:ときわ健康温泉公式X(旧Twitter)
水温・水流等

12月初旬訪問時は体感で20°程。バイブラで絶えず動かしており、活き活き

形状・構造・キャパ

体育座りすれば6人は入れる程。銭湯サウナとしては水風呂も広め。

その他

冷鉱泉・冷却あり・塩素感は臭いはありますが肌的にはあまり感じられない

広くて水もイキイキしている

銭湯サウナとしては広めの水風呂がとても嬉しい所です。サウナ室の広さに応じて水風呂も相応な広さにしている所もさすがの一言ですね。

水温自体は約20℃程ですが一回りして20℃の水風呂がちょうど良いです。ましてやこの広さにバイブラ水風呂なら混雑でなければゆっくりと浸かりたい水風呂です。

昔はバイブラ水風呂は肌感を破壊する為にアンチでしたがここ近年、バイブラ水風呂ですと毎日、換水しているという安心感があります。どんなに地方の田舎の良質な水でも循環・濾過を繰り返せば水質が下がるのは当たり前なので毎日、浴槽水を入れ替えてして新水に入れるのは安心でもありますし、肌にもGOOD!です。

水風呂という名の冷鉱泉

そもそも水風呂と表現しておりますが帰りに温泉分析表を見てみますと湧出温度自体が低めでそのまま掛け流しみたいです。水風呂ではなく、鉱泉ですね。その他の浴槽のお湯やカラン等も全て温泉使用とのことです。

ただ鉱泉だから凄いって訳ではありません。銭湯サウナや地方の温泉施設等ではよくある話です。そりゃ温泉が湧出すればそれを使うのは当たり前の事です。鉱泉にするか地下水(井水)にするかは湧出温度や冷却等に関わる所だと思います。

同時に肌感が良い・後感が良い等もまた別のお話です。ただこう言った鉱泉を冷やした浴槽に入れるのも銭湯の醍醐味の一つだと思います。

外気浴について

露天風呂がありますがととのい椅子等はありません。銭湯サウナでここまでプロい造りなんですからサウナ室を楽しむべきです。早くサウナ室に行きたいと思わせる程のサウナ室です。

館内簡易紹介

マンション銭湯であり、平成元年にオープンされ、平成10年に大規模リニューアルをされたとの事です。館内含めて純銭湯のような感じでロビーも広々しております。店主もお若く、優しさに溢れる人柄でした。

券売機にて入浴券を購入して受付で下足キーを渡して脱衣ロッカーの鍵とサウナ利用の場合はサウナ室の扉開閉用のキーを受け取ります。支払いは現金以外にもPayPayも利用可能です。

出入り口が左右(表裏?)どちらからも可能です。面白い造りですね。本当に辺りは住宅街です。駐車場も完備ですが台数に限りがあり、満車の場合は近くのパーキングを探すのも少し大変なくらいに住宅街に佇む?君臨する名銭湯サウナでした。

脇路地に入ると雰囲気が素晴らしい小料理屋がありました。ときわ健康温泉のサウナでスッキリした後にこちらで一献したいですね。

さいごに

銭湯サウナについて述べてさせていただくと、昨今はリニューアル銭湯やミュージックロウリュ等、銭湯なのに公衆浴場法の『その他の公衆浴場』に部類する運営を行なっている所も増えてきました。まぁそれも大袈裟に言えば新時代なのかもしれないですね。言わば好みの話です。

まぁあくまで僕の考えですが銭湯は地域の為が第一だと思います。その為の厚労省で定める公衆浴場法でもあると思います。運営や文化について新しい事にチャレンジしていくことに関して僕は全く否定はしません。

ただサウナ室を若者・外来向けにすること自体は頭を捻る部分もあります。綺麗・オシャレ・ロウリュと奇をてらった集客が出来るのは最初のうちだけだという認識を持たないと地域の人は離れていくと思います。これは銭湯に限らず、サウナ施設もそうだと思いますが。

世間が新しいもの、リニューアルしたものを推していく中、僕はコツコツと昔からあって、真髄を突くような温浴施設を推していくだけです。言わば好みの話ですが自身の体験の中で末長くサウナと向き合うならそういう所に着目していかないと飽きが生じると思っております。

純銭湯サウナ

ときわ健康温泉さんのサウナ室は銭湯でありながらサウナの真を突く、素晴らしい銭湯サウナである事は間違いないと思います。今までなぜ注目されないのか?と思っておりましたがこういう所はいずれ良さがわかる時が来ると思います。

そうなった時、サウナ界のレベルも上がったんだと思いたいです。

上記のデザイナーズ銭湯等が流行り・話題となっておりますがこちらのときわ健康温泉さんは純銭湯サウナNo.1と表現すれば大衆に伝わるかな?

デザイナーズ銭湯との違い

デザイナーズ銭湯は館内・浴室含めた、言わばトータルの銭湯空間造りのデザインは凄いと思っております。でも僕はサウナしか愛していないのでトータル化・外装・内装含めた綺麗・オシャレ等の視覚で人を惹きつけるような所は好きではありません。言わば外的要素

サウナ室・水風呂に特化して人間の内面に響く、温浴施設はリピート率が高いです。これが純銭湯サウナ含む昭和サウナに通づる部分だと思います。あくまで温浴施設であるなら温浴の中での何かしらで勝負をしていくべきです。私は単純に本質的に施設の器量や温浴愛を感じられる所を推したいだけなのです。

さいごの最後に一言

古参サウナ愛好家達にはきっと理解してもらえる銭湯サウナだと思います。こんな素晴らしい銭湯サウナが板橋にあるなんて本当に羨ましい限りです。

…っとまぁ色々と個人的な戯言を抜かしておりますがここは僕のフィールドです。僕が思う事を勝手に述べる場所です。

ここはそう…

施設概要

施設名称ときわ健康温泉
運営会社東京都公衆浴場(一般公衆浴場)
住所〒176-0046 東京都板橋区中台1-25-5
TEL03-3933-1487
営業時間14:00~23:00(日曜日9:00〜)・月曜日定休(祝日の場合は翌日休)
公式HPときわ健康温泉公式Xアカウント(旧Twitter)
特記事項サウナ利用は22:00まで
料金・交通アクセス含む、施設の詳細につきましては公式より参照願います
シェアしない方がいいと思う…。
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

タキオンのアバター タキオン サウナ人

主に神奈川県内・東京都内のサウナ施設や健康ランド・スーパー銭湯・公衆浴場・ホテルサウナ等に出没。年に数回サウナ旅で全国各地のサウナと水風呂を探究。訪れた温浴施設は1,300件以上。昭和サウナカラカラ100℃・水風呂18℃が王道のサウナ道である。

詳しいプロフィールはこちらのリンクよりご覧ください。

目次